2015.09.16

今日の習字教室は硬筆の日。ウチの教室では、硬筆は月1回で、毛筆とは区別して教えている。どっちも毎週教える教室もあるようだが、私はそれではきちんと指導しきれないので、硬筆だけ別の日に教えている。

一人一人書き順を全て見て、間違って覚えていたら訂正する。漢字を間違えて覚えてしまっていることも、かなりの数だ。たいてい毎回発見する。けっこう、勘違いして覚えている子は多いものだな~と、毎回思う。

そして、名前は徹底的に教える。だって、一生のうちに書く文字で、一番多いのは自分の名前だから。自分の名前の書き順をデタラメに覚えている子も、かなりの確率。何よりも、自分の名前を美しく書くことができたら、幸せだと思う。親が辞書や画数の本など読みまくり、一所懸命考えてつけてくれた名前。きれいに書けるようにさせたい。

さて、今日は高学年の2人が遅れてやってきた。運動会の練習で、今月になってからずっと遅く来ている。みんなが帰った後で練習し、宿題までやって帰った。

そして、今日は学校での担任の先生への不平不満を訴えていた。

聞いてみれば子供たちの言い分はもっともで、私はただ、相槌を打って聞いただけ。「そうなん。そりゃ、困ったもんじゃね~。」みたいな感じ。それに、今日はもう小さい子たちは帰ったあとだったし、言いたいだけ全部言わせて大丈夫な環境だったから、言う事が無くなるまでとことんつき合った。

帰り際、嬉しそうにニコニコしてこう言った。「今日は先生に聞いてもらって良かった!スッキリした!家まで歩いて帰っただけじゃあ、こんなにスッキリできんかったもん。」

重荷をおろして帰ってくれるなら大いに結構!私はただ、聞いただけだったけど、そんなのでも喜んでくれて、嬉しい限りだ。

来週も、笑顔で会えるといいな。