「死ね」・・・ですか。

ぼけた写真ですが、我が家のリビングに爪で傷つけられた文字です。

「ボキャブラリーが少ない子なんだね?」
これを見た主人にそう言われ、ちょっとだけ、キモチが和らぎました。

何があったのかというと、先週のこと。

豪雨から一転して暑さが続き、夕方の習字教室の時にはまだ暑さになれていないこともあって、みんなダラダラしていました。
・・・この暑さだもん、ムリもないよね?
あまりに元気のない子は熱がないか確認してみたり、水筒を持って来ていない子にはお茶を飲ませたり・・・。
気を使いながら習字のお稽古を終えました。

片付けをみんなでしている時。
だらけていた子が、扇風機の前に陣取って、エアコンの風との両方で、一人涼んでいます。

他の子はみんなでシートをたたんだり、雑巾がけをしているにもかかわらず、1人だけ涼みながら鼻歌を歌っているのです・・・。
これはちょっと良くないなと思いましたが、あまりの暑さに体調も良くないのかな?
・・・とも、思ったり。

結局、その子には手洗い場が墨で黒くなっているところを洗うように指示しました。
水を使うのなら動き回らないし、もし体調不良なのでも気持ちよく片付け作業に参加できるかな?
と思ったのです。

ところが!!

「(そこを洗うのは)気持ち悪いからいやだ!」
という返事が帰って来たのです。

驚いたのなんの!!
さすがに、叱りつけました。

その子は聞きながら、涙をこぼしていましたが、泣けば許してもらえるかと思ったら大間違い。
ダメなことはダメ。
なぜダメなのか、何がいけなかったのか、こんこんと言ってきかせました。

子供を叱るときに気をつけること

ここで気をつけないといけないのは、この子を丸ごと否定しちゃいけないこと。
あなたが好きなのに、あなたがみんなから嫌われる子になったら悲しいんだよ。
怒っているのは、作業しなかったことに対してであって、あなたが丸ごとダメなわけじゃない。
本来、あなたは良い子のはずなのに、なんでそんなことやってるんだ?

ってことを伝えなきゃいけないな~。
と、いうのは、いつも生長の家で教えられていること。
それを頭の半分で考えながら、話しました。

いけないことはいけない。ダメなものはダメ。

大人が子供にそう言ってきかせないで、どうする?
ウチの教室に来る子供たちには、素直な人間に育ってほしいから。

その後。
すねたようにリビングの端っこにしゃがみ込んで、何かしているな~と思えば、爪でカリカリ床板に刻み付けていたのは、「死ね」の二文字。
・・・やれやれ。

反省したのかと、思いきや・・・。(苦笑)

どうしたものかな~。
と、心を痛めていたのですが、「ボキャブラリーが少ない」という主人の指摘に、ちょっとだけ、ホッとしました。
きっと、これはこの子の、単なる反抗のシルシだ。
ホントに死んでしまえって、思ったわけじゃない。
なんだかむしゃくしゃしたぞ!!っていう表現が、この子にとっては、この二文字だっただけのことなのだ。
・・・そう思うことにしました。(^^♪

あ、そうそう。
幸い我が家のフローリングは無垢材でできていますので、サンドペーパーでゴシゴシできます。
だからこそ簡単に傷がついたのではありますが。(#^^#)

今はもう、文字は消えました(^^♪
ご安心あれ。(#^^#)