2017.01.30
最近、トラックの運転手でもないのに、よく高速道路を使う。
毎日のように。
しかも、片道で5回、料金所を通過する。
・・・で、そんな風にたくさん使って分かったことが、二つある。
1.ETCゲートは、結構頻繁に閉鎖する。
機械的なトラブルだったり、単純なミスだったり、お巡りさんに止められていたりと、理由は色々あるみたい。
でも、こんなによく閉まっているとは、知らなかった。
2.みんなは、閉鎖されたゲートの前にズラリと並んで、ETCゲートが開通するのを待つ。
私は、待たない。
だって、かなり手前からよーく見えるように、赤いバッテン印が光っているから、見りゃわかるじゃん。
「ああ、閉まってるな。」って。
たいがいの場合、隣の一般ゲートは青信号で、「通れますよ」って、表示してくれている。
なのに、みんなは、何故かETCゲートが開通するのを並んで待ちたいみたいだ。
私はためらわずに一般ゲートに入る。
一般ゲートを通っても、もちろん、ちゃんとETCカードで支払う。現金で払うわけじゃない。
しかも、時間帯割引とかの特典も、ちゃんと使える。
ウチの車についているETC機器が特別で、一般ゲートでも通れるような高度な何かがしてある、なんてわけじゃないですよ?
「いや、申し訳ないな~。みんな、こんなに並んで待ってるのに。」と、思いながら、さっさと通過する。
その間、何十台も抜かすことがる。
中には、すごい勢いで追い越していった車も、そこに並んでいたりするからますます申し訳ない。
こんな80~90Km/hでチンタラ走ってるような車が、余裕で抜かしていくんだから・・。
で、どうしてみんなは並ぶのか?
日本人は並ぶのが好きだからか?
いや、そんなはずはない。誰だって、並ぶのは嫌なはずだ。それが証拠に、スーパーのレジでは、「どこが一番列が短いか?」なんて、見定めながら並ぶではないか。しかも、新しくレジを開けてくれた時には、係員は先に並んで待っている人から順番に誘導してくれる。もちろん、待っている人に不公平感を味わわせないためだ。つまり、みんな、並ぶのは少しでも短い方が良いと思っているに違いない。
では、なぜ閉鎖中のETCゲートに並ぶのか?
・・・つまり、一般ゲートでETCカードが使えるということを、知らないのかな?
有人の一般ゲートなら、おじさんにカードを渡したら機械に通して処理してくれるから、またそれを自車のETC機器に差し込んだらいい。
無人の一般ゲートなら、駐車場に出入りする時みたいに、ETCカードを機械に通せばよいだけの話だ。
ETCレーンを通った時と同じ料金計算をしてもらえるし、割引なんかも、ちゃんとしてくれる。
っていうことを、もしかして、みんなは知らない?
・・・だったら、並んで待つことの意味が分かる。
と、思って気づいた。
そこにどんなに便利なモノ・良いコトがあっても、それを知らなきゃ何の役にも立たないんだな?ということだ。それで思い出したのは、先日の法事のときの話だ。
実はもうここにあった!
2017.01.31
先日の法事で、お寺さんが話してくれた。
わが宗では、阿弥陀様が、一番です。
次がお釈迦さまだと、説きます。
お釈迦さまとは何かというと、
「阿弥陀様が既にお導き下さっているにもかかわらず、
人間がわからないでさまよっているから、わざわざ人間の姿に生まれて来て、お導き下さった。」
それが、お釈迦さまですよ?
という風に説きます。
ほ~。そうだったのか。
阿弥陀様は既に素晴らしい世界を私たちの前に広げて下さっているにも関わらず、それをわからないで右往左往している。
気づきさえすれば、それが手に入るのに。
インフルエンザにかかってみて初めて、家族の優しさが身に沁みる。恵まれていた自分の存在がありがたく思われる。
本当はいつもそこにありがたい家族がいるのに。
ETCだって、ゲートが閉鎖してさえも使える、便利なモノだった。
本当は、前からずっとそうだったのに、普段そんな使い方しないから知らなかっただけ。
・・・だって、そもそも料金所が込み合わないために開発された技術じゃないですか。
ちょっとETCレーンのトラブルが起こったぐらいで、全く機能しなくなるなんてことは、本末転倒だし。
気づかなかっただけで、実はありがたいことだった!!
ってこと、探してみたらもっともっと、いっぱいあるんだろうな?
みたいな、そんなことを思った。
もっともっと心のアンテナを広げて、今与えられているありがたいことを受け取ろう。
自分が気づいていないだけで、実は既にここに与えられ済みだった!!
っていうんじゃ、あまりにもったいないよね?
神様はもうすでに、私たちに有り余るほどの幸せをくださっている。
心のチャンネルをそこに合わせさえすれば、それが得られる。
失って初めて気づくんじゃなくて、今、すでにある幸せに気づこう。
生かされている幸せに目覚めよう。
幸せは、そこから始まる。
イイコト探し、あなたも一緒に、・・・してみません?(笑)