子供のやる気を引き出す方法

子どもにつきあっていると、面白いな~と思うことがたくさんある。

今月は、習字教室では昇格試験の月だから、毛筆習字に精を出してもらわないといけない。
でもね、子どもには子供なりに、色々都合ってものがあるわけですよ。
何しろ、日が暮れるのが早くなったから、遊ぶのは5時までと決まっている。
5時になったら防災無線の音楽が鳴るから、あれが聞こえてきたら、みんな帰らなくちゃいけない。
だけど、習字も頑張らなくちゃ、飛び級もできない。

あ、そうそう、ウチの所属している会では、春秋に2回ある昇格試験の月には、飛び級であがることも多い。
ただし、一所懸命書かなきゃ難しいけどね?

そんなわけで、書きたい。でも、遊びたい。
おまけに、その日は岩国小学校は少し下校時刻が早い日なので、みんなが外で遊んでいる。
ウチの隣は公園で、小学生が集まってドッジボールとかやっているわけ。
早くすませて遊びに出なきゃ、5時になっちゃう!そしたらみんなと遊べなくなる!せっかくみんなそこに集まってるのに!!
という気持ちが私にもひしひしと伝わって来る。
ソワソワしながら書いたのではいい字が書けるはずもない。
「遊びに出るには片付けの時間を考えて、何時までに終わらせたらよいか?」
なんて、考えている頭の中が、透けて見えてくる感じだ。

「あと何枚書いたらいい?」

いつも言うのだが、たった1枚でも、すごくいいのが書けたらそれでいいよ。
でもね、集中しなくちゃ、なかなか書けないよね?
外に出たくてしょうがない子供たちになんと言ったらよいのか。

「よし!!今日はあと1枚。全力で書こう。いいのが書けたら、遊びに行っておいで。片づけるのは、5時の音楽が鳴ってからでいいよ。みんなが解散したら戻っておいで。それから片づけよう。
その代わり、本気で書いて、いいのが書けんとだめよ?」

大歓声をあげて、喜々として筆を持つ子供たち。
おお~。
なんという集中力。

「よっしゃ!!見て見て!!いいのが書けた!!行ってきます!!」

と、飛び出していく。たった15分ほどなんだけど、それでも子供にとっては貴重な遊び時間。
満足そうな笑顔で戻ってきた。

この集中力を、いつも発揮してくれたらいいのにな~。・・・なんてことを思ってはいけない。

「わ――!!すごいね!!上手に書けたじゃん!!ここ!この曲がり方、今までで一番いいよ!!」
と、ほめてやると大喜びするから、それでいい。

長い時間集中するのは難しいもの。抜群の集中力を瞬間でも、いかにして引き出せるかが、私の課題だと思っている。
特に子供は、短期決戦が重要!!(笑)