2017.02.13
携帯電話という物は、子供に依存心を与えてしまう物ではないかと思う。
何かちょっと困ったことがあったら、すぐママに電話して指示を仰がなきゃ行動できない。っていうのは、なんだか残念だ。
うちには小学校3年生の時から、習い事で五日市まで通わせた子がいる。携帯持たさなきゃ不安だという方もあったが、私はそうは思わなかった。
週4回。
平日は家には帰らず、学校前のバス停からバスで岩国駅まで。JR山陽本線に乗り換えて五日市まで。
土日は岩徳線で川西から岩国まで。岩国で山陽本線に乗り換えて五日市まで。
徒歩も含めたら、片道1時間半かかる。
さすがに平日の帰りは深夜になるので迎えに行ったが、その他は1人で通わせた。
もちろん、最初は当分の間、一緒に行った。電車の乗り方、切符の買い方、改札の通り方。バスの乗り方、お金の払い方。岩国駅での乗り換えの仕方。同じ場所へ行くのでも、岩国駅は時によってホームが違うこともあるから、確かめなければいけないことなど。
ちょっとずつ一人で行ける距離が長くなり、ついに一人で行けるように。
半年くらいかかったように思うが、ちょっとずつやって行けば、小学3年生でも1人で大丈夫。(笑)
もちろん、一人で公共の交通機関を使うには困ったことが起きることもある。携帯があればすぐに親に頼れるのだろうが、そうはいかないので、自分で対応するしかない。
困った時には、駅員さん、車掌さん、バスの運転手さんに相談すること。大人は必ず、子どもが困っていたら助けてくれるものだということ。そんなことを話して聞かせた。
精神的にはタフな子になったと思う。いや、もちろん体力的にも。(笑)
安全のために携帯が必要だろうか?
もちろん、一概にすべてを否定するわけではない。場合によっては必要な時もあるだろう。現に、連絡がつかなくて、イライラする時もあるし。
だが。・・・携帯を持っていても事件に巻き込まれてしまった人はいる。(泣)
安全のために必要なのは、携帯じゃなくてお守りじゃないか?(笑)
電磁波に守ってもらうんじゃなく、カミサマに守ってもらった方がずっと安心な気がする。
・・・と思うのは私だけかな?(笑)
ウチの子は、携帯がないお陰で心の強い子になったんじゃないかと、信じている。