プランターに咲いた花を
仏様にあげ、
玄関の一輪挿しにも活けながら、
ふと思い出した。
そういえばこの花を
「仏様にあげたいから、
もらってもいいですか?」
と、
尋ねられたことがあったな~。
「どうぞどうぞ、
いちいち言わなくてもいいから、
いくらでも使ってくださいね。」
と言ったのだが、
あそこは今はどうなっているだろう?
今はあの場所に
何か植えてあるのかな?
そうだ!
行ってみよう!!
かくして、
20年近く前に住んでいたアパート、
500キロ離れた滋賀県まで、
Googleマップさまにお世話になり、
パソコン上で旅行~。(*^^)v
20年近く前にタイムスリップ
当時は、
わが子たちは幼稚園から小学校高学年まで。
アポート前の花壇には何も植えられていなくて、
たまに大家さんが草取りに来られていた。
せっかく地面があるのにもったいないなと思った私は、
大家さんに申し出てみた。
快く、承諾して下さった。
「前には色々植えていたけど、
みんなが踏んで通るからすぐにダメになってしまって、
もう植えるのをあきらめていたのだ」
と。
「ここに住む人が花でも植えてくれるなら
かえってありがたいくらいだ」
と。
そこで、
そこの花壇にお花を植え始めたのである。
前には琵琶湖へ流れ込む小川があり、
水はふんだんに流れている。
ロープをつけたバケツで水をくみ上げては、
花に水やりをする。
これがとっても面白かった。
子供たちが学校・幼稚園で
芋畑の世話をする時には
こうやって水を汲んでやるのだと教えてくれたのだ。
へ~。
水がいっぱい流れる小川がある地域って、
こんなことするんだ~~~~!
我が家の台所から出た生ごみを
生ごみ処理機で処理したのを
花壇に埋めれば、
ゴミは減らせるし
花はよく咲くし、一石二鳥だし!
幼稚園生の娘と一緒に
せっせと世話して
楽しい毎日だったな。
・・・今では彼女も成人してしまったが。(笑)
さて、
100均ショップで売っている種は、
中身が少ししか入っていないので、
ほんの少し植えるにはもってこいである。
その中にあったのが、
千日紅。
写真の花だ。
百日紅は、さるすべり。
では、千日紅は、何と読むのかな?
と調べてみたが、
これはそのまま「せんにちこう」と読むらしい。(笑)
さてさて、
アパート前の細長い花壇に植えて、
毎日子供と一緒に水やりをしていたものだから、
近所の方とよく会話した。
皆さんとてもかわいがってくださったな~。
親せきも知人も全くいない土地だったけど、
何回か会話したら、
ついつい『白鳩』を上げてしまうから、
自然に仲良くなったように思う。
ああ、この人はこういう人なのね?
というのを理解してもらうには
なかなか良いアイテムだ。(笑)
さてさて、
そういうわけで、
自然にご近所さん、
しかも同じアパートの人だけじゃなくて、
アパート周辺の地元の人達と
いつの間にか親しく話せるようになっていた。
アパートの駐車場の柵越しに
よく話をしていた方があるのだが、
その方が、花壇の花を
「仏様に」
と、言われていたわけ。
なんでも、
九州からお嫁に来られたって、
言っておられたっけ。
多分、当時のあの方が、
今の私くらいか、もう少し年上か、
・・・くらいかな~?
山口ナンバーのウチの車を見て、
「遠くから来はったんやな~」
って、声をかけられたのが最初の会話だった。
あの方、お元気かな~?
などと、
千日紅の花を活けながら、
昔のことを思い出し、
パソコンでその場所へ行ってみたのだが・・・。
Googleマップで見た今の様子
Googleマップで写真表示されたその場所には、
私が行った時と同じように、
きれいに草取りをされ、
「いつでも植えていいですよ。」
と言わんばかりの花壇が待っていた。(笑)
Googleマップさんでは、見ることはできても、
ここからじゃ、
種をまいてあげることはできないな~~~
ちょっと残念!(笑)
おまけの話
Googleマップの写真には、
アパートの前の道路を、
シルバーカーを押して歩くおばあさんが写り込んでいた。
もちろん画像処理してあって、
お顔は分からないのだけど、
もしかしたらこの方は、
あの人かもしれないな。
今、このくらいの年齢だろうな。
などと、勝手に想像し、
懐かしく思った。(笑)
さらにおまけ
母親教室を開くために
駐車場を使わせてもらった近所の飲食店。
「昼間ならお店開けてないから大丈夫ですよ」
と、許可してくださっていたのだが・・・
今も繁盛しているようで、
立派な看板に変わっていた!(笑)(笑)
以上、
たった5分ほど
パソコン上で旅行して、
30分かけて書いたブログです。(笑)(笑)