2015.09.25
この2週間で、あるライトノベルを完読した。
何年か前に、子供と一緒に読んでいたのだが、当時は完結していなかったので、読みかけだった。気づくと、どうやら去年に完結していたようだ。最終巻まで本棚に並んでいる。全13巻。
やることはいっぱいあるのに、一旦手をつけたら、もう止まらない。
これはあれだね、「ゲームばかりしてないで、勉強しなさい!」って叱られる時の子供の心境。「ああ~、もう、今やろうと思ってたのに!」って。
さて、
「どうやったら、子供がほんを読むようになるの?」
よく聞かれる質問だけど、私にとってはとてもカンタン。
ある時懇談会で、「ウチの子は本を読まない。やっと読んどる思うたら、漫画に毛が生えたくらいのしか読んでない。」って、嘆いている近所のお母さんがいた。その方は、高校の国語の先生。まさしく、ライトノベルなんて、「漫画に毛が生えた」レベルの、低俗な本にしか見えないだろう。読むならきっと、立派な文学作品を読んでほしいに違いない。
だけど、思う。人は何のために本を読む??
もちろん、何か達成したいことがあって、その目的のために読むという事もあるだろう。
だけどその前に、まずは「活字を読む」というトレーニングも必要なのでは?
新聞だってそう。小さい字がずらりと並んだあれ、活字を読むのが苦手だったら、紙をめくるのさえ億劫になってしまうのでは?まずは4コマ漫画からでもいい、なんて小学校で言われるのはそういう意味なんじゃないかな?
だから、読んで楽しいと思う本を読む。気軽に読めて、漫画みたいに楽しい。大人が読んだって、面白いものは面白い。
ばかばかしいストーリー展開もあるけれど、夢があっていいじゃない?場所も時代も登場人物も、奇想天外で面白い。私にもこんな力があったらな~。・・・なんて。
概して思春期の子供たちのこころの生長が描いてある。なかなかいい。と、私は思う。
そうしていたら、「母さん、これ、面白いよ。」と、子供が本を勧めてくれる。
「今私が読んで面白そうなのって、どれ?」と、聞いてくる子もいる。
もちろん、一緒になって読みまくってるから、「これ!」と、威張って答えられる。
つまり、子供が本を好きになるためには、
親も一緒になって、ハマる!
これに尽きるかな?
かくして、睡眠不足と戦いながら、ライトノベルを読む母。
キャーーー、あれもこれも、やること一杯あるのに!!(^^♪