我が子を交通事故から守るには

2016.09.09

新聞の記事に7歳児の交通事故件数突出の記事が載っていた。
無理もない。

都会ではどうか知らないが、ここら辺りくらいの田舎では、どこへ行くにも大人はすぐに車を使う。
つまり、子どもが小学校に上がる前に、1~2キロの道のりを一緒に歩く習慣がない。
一緒に歩かないから、どこのどういったところが危険個所なのか、親にもわからない。
また、自分が歩かないから、「よく気をつけて渡りなさい」などと口先だけで子供に説明しようとする。

例えば、交差点を渡る時。
一緒に歩いてみないと、なにがどう危険なのか、・・・。

こんなことが昔あった。
自宅近くの大きな交差点を、青信号で渡ろうとしていた時。
右折車がすごい勢いで交差点に進入してきて、はねられそうになったことがある。
車は対向車が途切れるのをじっと待っていて、途切れたらソレッとばかりに右折。だから、歩行者に気づきにくい。
「信号が青なのに、そこへ車が入って来るのも正しいことなのだ」ということを、子供には理解できない。
だから、こう教えた。

「ここを通る時には、あっちから車が入って来ることもあるんよ。
ほら、よく見てごらん。歩く信号が青の時、あそこの車の信号も青じゃろ?こっちへ曲がる車は、青信号で交差点の中に入って来てから曲がるんよ。人が青で歩いとっても、車も青なんよ。
じゃけえ、ここを歩くときには、あっちから車が来るかもしれんと思って気をつけんといけんのんよ。」

具体的に、現場で指さして、「あっち」「こっち」と説明した。

そして、何がどうだから危ないのか、理由も説明してやった。
運転手は対向車に気が向いていて、つい横断歩道に目が行かなくなることがあるのだということも。
子供には子どもなりの理解力で「歩行者信号が青でも車がやって来ることもあるのだ」ということさえ理解できれば、他の場所でも応用が利くようになる。

ただその場所だけの「あっち」「こっち」の説明じゃなくて、理由もちゃんと話すことがポイントかな?
キチンと話して聞かせれば、分かるようになる。
就学前の交通指導ももちろん大事だけど、運動場や体育館に作られた偽物の交差点より、リアルな交差点で具体的に教えた方がいい。

やっぱりそれは、家庭で教えなきゃいけないことなんだと思う。

ありがたいことに、ウチの子が通った染香幼稚園ではあの頃、徒歩通園が基本だった。
毎日帰りには定時に帰る子は先生が近くのポイントまで(川西は郵便局まで)連れて来てくれていた。
当たり前っちゃ当たり前なんだけど、びっくりしたことに、信号が点滅を始めると、先生は絶対に渡らない。
しばらく待って青になってから、「手をあげて、右見て左見て、渡りましょ」と、文字通りにきちんとやって、渡らせる。
小さい子にはそれをしないと危ないのだということを、教えられたなぁ。

青が点滅し始めたら、つい走って渡らせたりとか、しちゃあダメなんだって。
そんなことをし始めるのは、2~3年生になって、自分で車との距離を推しはかれるようになってからでいい。
それまでは、安全策を教えなきゃいけないんだってことを、若い幼稚園の先生の後ろ姿に教えてもらった。

そして、子供は、言われたことはきかないけれど、親がやることはその通りにやる。
悲しいかな、今のママ達は忙しい。
何をするにも「つい」という気持ちもわかる。
だけど、子供を無事に育て上げるには、面倒くさいこともしなくちゃいけない。

あなたは、子供と一緒に道を歩くとき、ちゃーーーんとルールを守って歩けてますか?