「柿若葉でございます」

若い頃、
近所の友達と一緒にお茶を習っていました。

裏千家です。

もう昔のことですから、
詳しいことは、覚えてはいません。

ただ一つだけ、
この季節になると毎年思い出すことがあります。

「柿若葉」という言葉です。

お茶をたてて、
飲んでいただく。

その後で、お客様と亭主との
問答があります。

そのやりとり。

何を聞くんでしたかね?

・・・忘れちゃいましたね。(^^ゞ

お茶碗や、お菓子、お茶杓の作者など?

その中で、
「ご銘は?」
と聞かれたときに、
その時期折々の言葉を
自分で考えて言うシーンがありました。

あれは、お茶杓の「ご銘」でしたかね??

いや、
口頭で「ごめい」と言われていたのを
私が脳内変換で勝手に「ご銘」と思っていただけです。

もしかしたら、
漢字さえ違うかもしれません。(笑)

あやふやなことを書いていたら
茶道の先生に叱られそうです。(^^♪


・・・私の記憶に残っているのは、
このレベルです。(^^ゞ



さて、
この季節にはいつも先生が
「ごめい」をいう時に
「柿若葉」という言葉を口にされていました。

他には覚えていないけれど、
「柿若葉」だけは、
私の印象に強く残ったみたいです。(笑)

柿の芽が出てきて、
若葉が輝いているさま。
何とも言えない命の躍動を感じられる、
みずみずしい柿の若葉。

柿の葉っぱだからこその、
何とも言えないあの、
つややかな若葉色。


毎年、
柿の若葉を見かけるたびに、
今でも「柿若葉」という言葉が

浮かんできます。(笑)

その回数、
もはや30回以上ですね。(笑)



柿の若葉のみずみずしさ。
これから新しいことが、
今まさに起きようとしているワクワク感。

その、柿若葉のこの時期に
思いつきました。


そうだ、
私も本を書いてみよう!

何かを始めるには、
いい季節じゃありませんか。

ずいぶん前から、
多くの方に言われてきました。

「あなたの文章を本にしてほしい」
と。



実は、
小説を書いてみようと思って、
何作か公募展に出してみたことはあります。

原稿用紙100~200枚程度なら、
そんなに苦も無く書けました。

ですが、
小説を書くことは、
すぐに諦めました~!!

物語を生み出す才能がないことに気づいたからです。

発想力の、なんと乏しいこと。(笑)

やって見なきゃ分からないから、
やってみただけの価値はありました。

読んで面白いと思えるものを書けるようには
なりませんでしたから、
小説の才能がないことがハッキリしたという、
結果が出ました。(笑)



でも、
文章を書くこと自体は、
全然苦ではありません。

出来ないのは、
物語を作り出すことです。

リアルに自分の身の回りで起きていることを書いていくのは
私にとっては何と楽しいことでしょうか。



その上、

電子書籍なら、カンタンだよ。
素早く権威性を身につけるには
まずは出版だ!

という言葉につい最近、
心を動かされたということもあります。

何度も聞いてきたことなんですけどね。(笑)

よし、それじゃ、
いっちょ私も書籍を出してみようか(笑)

って、
今回はなぜか心が動きました。

これだけ毎日ライティングしているんだから、
本に残したら、
面白いかも?

もし途中でくじけてしまっても、
ブログに残しておけば、
書いた文章はみんなの目に留まるから、

とりあえずはここに書いていこう。

そう思って、
書いていくことにしました。



内容は、
字に自信のないあなたへ向けた、
応援メッセージ的なもの。

私の教室へ来て喜んで下さる方々と
同じ思いを抱えていらっしゃる方への
私からのメッセージです。



風薫る、柿若葉の5月。
私の教室の物語の始まりです。

それでは、
始まり始まり~~~。

次回へ続く。