お盆も過ぎて、夏休みは残り少なくなってきた。
でも子供たちは元気にやってきてくれる。(笑)

昨日は硬筆の日だった。
ウチが所属している書道誌の会では、硬筆の昇段級試験が8月にある。硬筆は年に1回だけだ。
毛筆の試験は春・秋と、2回あるんだけど、なぜか硬筆は1回。
元々が芸術の書道を目指している会だけに、子供の硬筆にはあまり力が入っていないからかな?
ま、会の方針はどうあれ、私の指導方針は、この子たちにきれいな文字を身に着けさせること!!
だから、この試験月にはどうやったらこの子たちにやる気を出させるか、そこが肝心だったりする。(笑)

夏休みということもあり、毎週、希望者には手本と提出用紙を数枚ずつ持たせていた。
実は去年までは、あまり説明せずに、「試験の月だから書いといで。」みたいな感じに渡していた。
だけど今年は、このごろの子供たちの様子を見ていて、ちょっとアプローチを変えてみた。
「すごくやる気になった時に、書いといで。紙は3枚だけあげるから、何かほかの紙に書いてみて、うまく書けそうだと思ったら、丁寧に書いといで。絶対やらなきゃいけないわけじゃないからね。やりたくなった時だけ書くんよ。」
保護者にも、「機嫌がいい時にやらせてみてください」みたいなことを伝えておいた。ちゃんと伝わったかどうかは不明だが、子供たち、毎週書いて持ってくる。
いやいやながらに書いたのではなく、一所懸命やってきた感じが、字を見てわかる。(笑)

昨日の教室では、最初からみんなおしゃべりもしないで黙って一所懸命書いていた。
「姿勢がいいね~。素晴らしいね~。」
と時々声をかけながら、
「ここだけ、こんな風に書けたらもっといいよ~。」
と言ってみると、どんどん字が変わって来る。

子供の伸びるのは、目に見えるほど急に変わるから、ホントに楽しい!!(笑)

そうそう、「今日も持って帰る?」
って、聞いてみたら、「学校の宿題がまだいっぱいあるからやめとく。」と、答えた子がいた。
「あれとこれと、作文がある!!」
どうしても後回しになっちゃうんだよね~、・・・作文。

がんばれ~!!