苦い思い出が、喜びに変わった瞬間

昨日は、
いろんなことを思い出した日だった。

数日前に家へ来た広告会社の営業さん。

出された名刺の名前に
既視感を覚えたのだが、
すぐには思い出せなかった。

でもなんだかすごく知っている名前のような気がして、
ずっと気になり、
しまい込まずにすぐ目に付くところへ置いていた名刺。

ふとした瞬間に、
ぱっと思い出した。

あ~~~!!
わが子の同級生だ!

・・・でも、
仲が良かったわけじゃない。

・・・だけど、
何かあったような気がするんだけど、
なんだったかな~?

子供と話して思い出したこと

夕方、
わが子と話をしてやっと思い出した。

ああ、なるほど!
なんか気になる名前だったはずだ。

私はそのせいで
担任の先生に呼び出されたのだった。(苦笑)

原因は、
うちの子がその子に対して
ひどい暴言を吐いたという事件だった。(-_-;)

いや、
申し訳ない。m(__)m

担任から親が呼び出されるくらいには、
ひどい言葉でした。

ここで書くのははばかられるレベルの。(^^;

ええ、ホントに申し訳ない m(__)m m(__)m

確か、
呼び出される前にママ友からも
うちの子がこんなことを言った。
・・・というのを聞かされてびっくりしたんだった。

現在に戻って・・・

さて先日、
その営業さんが訪問して来られた目的は
広告出稿依頼だった。

前にその広告会社から広告を出したことがあるので、
「今回お得なプランがあるんですが・・・。」
というオファー。

今はその気がないのでいったん断ったのだが、
しょんぼりした様子に
なんだかかわいそうになって付け加えた。


「11月ごろにまた出そうかなと思うから、
1か月くらい前にはお願いするようになるよね?
9月か10月ごろに来てくれたらいいかもよ。」

なぜ、
そんなことを言ってしまったのか
自分でもわからなかった。

いかにも営業は不向きで
内気そうなその人が
気の毒になったのか?

その名刺の名前が
その時すぐには思い出せなかったながらにも、
何か気になったのか?

・・・それは自分でもわからない。


でも、

「口をついて出た。」

という言葉通りに、
思わず発した言葉。

自分でもびっくりしたくらいだった。(笑)


後になってわかれば、

そうか、あの子がこんなに立派になって、
営業職に就いているのか。

すごくうれしくなった。

親子の会話では

その子との思い出を親子で話した。

「あんた、あんな暴言はいちゃったんだよね~。」

「子供って残酷だよね。
あんなこと言っちゃうなんて。」

「あの時の言葉、
本当はあんたは仲良くしたかったのに、
それができなかったから
つい言っちゃったんだろうね。」

「・・・うん。
そうかもしれん。」


過去の自分を反省しながら?
その後も、
その子との数少ない思い出を

あんなことがあった。
こんなことがあった。

と、思い出しては、
聞かせてくれた。


そんなことを
親子で会話できたことも、
またありがたい。

あの子だったのか!

と、気がついてからは俄然、
広告を出そう!

という気がわいてきた。

「よし!今回の補助金が下りたら、出そう!」

「うん!!そうしてあげて!!」

さらに続けた。

「・・・それに、
あの子はこういう風に人の心を動かせるところがいいのかも。
営業に向いてなさそうなところが、
かえって向いてるかもね?」

そんなしめくくりで笑った。

子育て時代を振り返って

そう。
だから断言できます。

どんな子でも、
本当は素直でいい子なんだってこと。

担任に呼び出されたとき、
私はとても悲しかった。


この子はいい子なのに
なんでこんなことになるんだろう?

「人の心を傷つけるひどい子」だと、
幼稚園のころから
私は先生に注意されてばかりだった。

個人懇談のたびに、
どの先生からも否定される。

私にはいい子に見えるのに。

「だけど、この子は本当はいい子だ!」

私にはいいところしか見えなかったから、
悪い子だとはちっとも思わなかった。

でももしかしたら、
あんなに懇談のたびに先生から否定されたら、

普通のお母さんなら
自信なくしていたかもしれないな~。

「うちの子は悪い子なんだ」と、
思いこんじゃったかもしれないな~。


確かに表面的に見れば、
事実として
ヒドイことを言っちゃった実績があるし。(-_-;)

本当は仲良くしたくてもできなかったから、
イライラしてそんな結果になっちゃっただけなんだろうに。


ただ、
私には、
先生から「こんなところがいけないんです」って言われても、

いや、それはむしろ長所じゃないか??

って、言いはしなかったけど心で思っていた。

うちの子はいい子だって、
信じていたから、


今回、こんなことがあって思った。

ちゃんとまっすぐ育ってくれたんだな、と。

「うん!!広告出してあげて!」

って、
今は応援してあげられる子になっていることが、
とてもうれしい。

子育て真っ最中のあなたへ

子育てしている最中にはいろんなことが起きるけど、

小さいころにはいろいろやらかしても、
ちゃんと大人になれる。

うんうん。
その子も、うちの子も、
どっちもいい大人になってる。

だから、大丈夫!

わが子は素晴らしいいい子だ!
そう信じて、楽しんで子育てしよう(*^^)v

今日も梅雨入り前の
晴れ晴れとした天気だ。