先ほどは、ありがとうございました。
先生にお会いできて良かったです。
近所のお習字教室を探してみます。
ひらがなの練習は、小学校になってからにします。
今は、お絵描きで充分ですね。
今日は、ありがとうございました。

↑これは、メールの受信箱に入っていたお便りです。
ええ、またやっちゃいました。(笑)

以前ある方に大笑いされたことがあるんですけどね、
・書道教室にお問い合わせくださった方に、「まだやらなくても大丈夫ですよ。」なんてことを言ってしまう。
・あるいは、ほかの教室を紹介する。
ってなことを、しょっちゅうやってしまいます。(^^♪

川西保育園で学童預かりの小学生たちに硬筆指導をするようになってから、気づいたことがあります。

幼児期に大事なのは、早くから字を覚えさせることではない。
むしろ、文字そのものの指導ではなく、その下準備をしっかりする時期なのではないか?ということです。
具体的には、クレヨンや鉛筆の持ち方。お箸の持ち方。
それらがきちんとできるようになっている子は、文字を書くようになってから、キレイに書けるようになります。
幼児期に大人がキチンと見てやらないと、ひどい持ち方のまま大きくなってしまいます。小学生になってしまったら、いくら言っても、子供たちはもう持ち直す努力が苦痛でしかないようです。
「キレイにかけるようになるんだ!!」という鉄の意志を持ち続けることは困難ですから。
別に、そんなにキレイにかけなくても、テストの点が悪くなるわけじゃありませんもんね?
だから、先生の見ている時だけ言われたように持ち変えるけど、やっぱり慣れた方がやりやすいから、ついついそれまでの癖でヘンな持ち方になってしまうんですよ。

ですけど、鉛筆の持ち方は、その子の字がキレイに書けるかどうかにずいぶん影響します。
学年が上がっていって、大量の文章を高速で書くようになっても、持ち方が正しかったら疲れないので勉強がさほど苦にはなりません。

かく言うわが教室の子供たちも、ひどい持ち方をしている子が多いです。(苦笑)
もう、小学生になってしまったら、今さらいくら指導しても、難しいんですよね?
だから、幼児期にこそ必要なのは、持ち方指導だと思うわけです。
絵をかいたり、もっと小さいころには絵どころじゃなくてぐちゃぐちゃの殴り書きみたいなことをするときから、「こうやって持ったらかきやすいんだよ」っていうことを、大人は教えるべきだと思うのです。
お絵描きでちゃんと持てるようになったら、文字を書くための鉛筆の持ち方も、すぐにちゃんとできるようになります。

いったん変な癖がついてしまったものを無理やり矯正させようとすると、そこにはやっぱり何か良くないものが発生します。
最近では小学1年生に鉛筆持ち方矯正グッズみたいなものがあって、鉛筆に取り付けて使わせるのがあります。
あれって、学校の先生はご自分で使ってみられたことがあるのでしょうか?
あの羽目枠に指をはめている時には凸凹にひっかかってうまく書けるかもしれませんけれど、あれに慣れてしまうと、鉛筆の向きを急角度に持ってしまう変なくせがつきますから、鉛筆を立てて、親指で人差し指を抑え込んで書くという、典型的な「ヘンな持ち方」が完成してしまいます。(^^♪
↓こんな感じになってしまいます。

いろんな利的関係があって、学校が採用しておられるのかもしれませんけれど、あの道具は、変な持ち方の子を増やすことには役立っても、正しい持ち方の子を増やすことには役立たないような気がします。残念ですけどね?

話を元に戻します。

だから、幼児期に必要なのは持ち方指導であって、文字指導そのものではないわけです。

幼児期にドリルで文字を書かせるということも、私はあまりおススメしません。
それより幼児期にもっと大事なのは、親との関わり方だと思うのです。
一緒に街を歩きながら見る看板の字。
何かが送られてきた段ボール箱に印刷してある字。
そんなものを見ながら、「あ、これはボクの名前の”〇”だね?」みたいな会話の中で覚えていく。
身近なものの中で自然に自分が興味を持って覚えていくようにすることが大事なんです。
・・・というのは、師匠の受け売りです。
うちの子供たちがお世話になった染香幼稚園の当時の園長先生がよくおっしゃっていました。

うちでは、絵本の読み聞かせをしているうちに勝手に文字を覚えました。
たくさんあっても、やっぱり各自好きな絵本というのがあって、そればっかり読んでいました。
そしたら、自然に覚えちゃうじゃないですか。
それで、「ここに書いてあるこの字は「〇」だな。」っていうのが、自然にわかるようになるんですよね。
子供って、親が「教えてやらなきゃ。」って思わなくても、勝手に自分で覚えるんです。
莫大な物事を一気に覚えていますから、わざわざ教え込まなくても、勝手に覚えちゃう。
ただ、その時に殴り書きをしようとしているなら、ちょっと手を添えて正しい持ち方に導いてやる。
それが、何より大事なことなんじゃないかな?って、思うわけです。

だから、早くから書道教室へ通って字を教えてもらうよりは、日ごろの家庭の生活の中で、お箸の正しい持ち方、クレヨンの持ち方をみてやること。
それも、間違っている時に「その持ち方は違うよ」って否定するんじゃなくて、「上手に書けるね。でもこうしたらもっと上手に書けるんだよ」って言うのが大事ですよ。

みたいなことを、教室ご希望の5歳児のお母さんにお話ししました。

特に、初めてのお子さんだったりすると、ついつい肩に力が入っちゃいますよね?
一所懸命なお母さんの様子が、ほほえましくもあり、愛されているそのお子さんが、その愛情を負担に思わずに、素直にすくすく育ってほしいな~と、心からお祈りした、昨日でした。