2017.02.16
「子供が4人もおるのに自分が働かんですむとは、ご主人はよほど高収入なのに違いない。・・・ね?オ・ク・サ・マ?」
と、言われたことがある。(泣)
・・・笑ってやり過ごした。(泣)
でも1ヶ月もしないうちに、その小馬鹿にしたような態度は、コロリと変わった。私とつきあってみて、そうではないことが分かったようだ。逆に、尊敬されてしまった。(笑)
言いたい人には、言いたいようにさせとけ。ホントにそんな高収入なら、就学援助金がもらえるはずがない。
・・・そう。一時、市から給食費が出る援助金をもらえたこともある。
主人:「市から貧乏の証明してもらえたね?嬉しいような、悲しいような。」(笑)
14年前、「これはやばい。」と、思ったこともある。・・・そんな時。
あなたなら、どうする?
一般的には、専業主婦が、パートに出て働くかな?
ウチでは、・・・生活レベルを1ランク下げた。
車を1台処分し、外食をやめた。あれ以来、家族で外食をしたのは、あの時と、あの時と、あの時。・・・この14年で数えきれる。(笑)
車がないと不便になったが、それはそれで楽しめた。バスや電車に乗ると、それまで見えなかったものが色々見える。子供も「車で連れて行って~。」ができないので、自立心が養えた。
よその家に普通にあるものがウチにないからといって、なんということもない。自分が子供だった頃を振り返ってみたら、それでもすごい贅沢だ!
だからパートに出て扶養枠の中でちょっとだけ稼ぐより、そもそもお金を使わない生活を楽しめた。
私がたまたま器用で、色んなモノを繕ったり、直したりできるから、おさがりの洋服でもいくらでも着られたし、制服のサイズ直しなんかもカンタンにできた。
何しろ、こう呼ばれたこともあるくらいだ。「あったら便利!一家に1台、武内さん。」(笑)
だからよそ様に比べたら、出て行くお金が圧倒的に少ない。
今、与えられているものをありがたく思える心は、何にもかえられない宝物だと思う。
何より子供の成長は楽しい。ほしくても授からなかった人たちのことを思うと、なんて恵まれているんだろう?と思う。
そうやって、明るい心を持っていたら、良いことはいっぱいやって来る。
子供たちが巣立っていき、時間的にも、余裕がたっぷりできた。この春、また2人就職する。
今、私はあの時言われたとおりの「オ・ク・サ・マ」みたいな気分でいる。好きなことを好きなようにさせてもらえる自由ができて、好きなことを勉強できる。
何とシアワセなことだろう?
今、子育てに奮闘中のあなたにも、自由な時間が持てる時がすぐに来る。
せっかく与えられた今の大事な時間、子どもと真正面から向き合って、楽しんで子育てしてほしい。・・・あっという間だから。