2016.01.10

「おめでとうございま・・・、あら!?」

「まあ!こんなところで!」

と、出会ったのは先日、成人式前撮り写真を撮影した時。お客さんのおばあさんだ。

着つけ室に入って来られたところでの再会。

昔、うちの義父がお世話になっていたヘルパーさんだ。

その方は、年齢は私の母親世代。丁寧な洗髪や清拭で義父はとても喜んでいた。その方が来られる日には、朝から楽しみに待っていた。その方にやってもらったら、とても気持ちが良くて、サッパリするのだと、言っていた。

介護は孤独。当時はまだ子供たちが幼くて、育児に手がかかった。介護も、大変だった。最後の3年程は、入院も嫌がったので、自宅で介護した。息を引き取ったのも、自宅だった。最後の最後まで、今から思えばよくやったと、自分を褒めたくなるような日々だ。

その毎日を支えてくれたのが、そのヘルパーさんだった。義父も頼りにしていたし、私自身も、その方が来てくださると、自分の母親が手伝いに来てくれたような気がしていたものだ。安心できて、頼りにしていた。偶然、母と名前も同じだったし。

その方のお孫さんが成人式。前撮りの時も、そして本番の今日も、奇しくも私が着付けを担当させてもらえた。何しろ、60人近いお客さんを大勢のスタッフで仕上げるのだから、誰が担当するかなど、まったく予想さえできない状態だ。なのに、たまたま私のところへ入ってこられた。

前撮りの日も、昔そのヘルパーさんにお世話になったことをご家族の方にお話しできて、嬉しいと思った。さらに本番の今日も、またお孫さんとお話ししながら、着つけさせてもらえた。

ご縁というのはこういうものかな?

着つけの仕事をさせてもらって、本当にありがたいのは、お客さんとのそういうご縁に出会えること。

その巡り合わせを、心からありがたく、嬉しく思う。

今日も、私が担当させていただいたすべてのお嬢さんが、最後まで着崩れず、ラクに過ごしていただけましたように。・・・と、心から祈っている。