2016.11.23
このところ、婚礼の着つけへ行くたびに、ネットでレンタルした着物をご持参されたお客さんに出会う。
やはり、若い方。つまり、振袖の方が多い。
先日も、最近はやりの色柄の振袖を持ってこられた。
ちなみに、最近のはちょっと昔の雰囲気に新しい配色をくわえた、「モダンレトロ調」。
大正っぽい柄に、今風の配色がされている振袖だった。
で、さわった感じでは化繊(ポリエステルかな~?)みたい。
着物といえば正絹で、長襦袢から何もかも、正絹でなくちゃ!!
みたいなイメージがあったのだけれど・・・。
安く借りられて、見た目には正絹だろうが化繊だろうが、わかりゃしないし、
レンタルだったらちょっとの汚れでも平気だし、
着る度に違う着物をひょいと借りられるし、
そもそも、たたみ方もよく分からないお嬢さんたちには自分の着物があっても手入れが難しいだろうし。
ちゃんとしたイイものを親から!
っていう考え方は、古いのかもね~?
話は変わるが、先日振袖着付けの練習をしていて、
「しまった!!」
指先の切り傷にバンドエイドをしていたんだけど、
気づいたら、血がにじんで長襦袢がところどころ赤くなってしまった。
わおーーー!!
どうしよ!!
慌てて濡れタオルでたたきながら、・・・「落ちないな~。」
で、ふと気づいた。「あ、そっか。この長襦袢、化繊だった。」
仕立て上がりの安物だから、ちゃんと洗濯表示のタグがついていて、水洗いOK!!
洗濯機で丸洗い。
いや~。便利だね?
化繊で良いか!!(笑)
レンタルが主流になって来た今の成人式着付では、長襦袢はほとんど全て化繊だし。
練習するのも化繊でやっといた方が本番に近いわけだし。
たまたまその日にさわってたのが化繊のやつで、良かったーー!!(笑)
化繊の着物を気軽にひょいと借りて、お友だちの結婚式にさっと着て行く。
ん~。それもなかなかいいんじゃない?
着物文化が途絶えちゃうより、ずっといいかも。(笑)