2016.11.21

「お前のぉ、それ、自分が満足しとるだけじゃないんか?
それじゃあ奥さんがかわいそうじゃろうが。」

かつての職場。昼休憩での会話。
部署内で一番の愛妻家な先輩の言葉だった。

なんでそういう話題になったのかはすっかり忘れてしまったけれど、ある後輩に向けた言葉だった。
・・・その後輩は、いつもジムでトレーニングしていて、筋肉ムキムキで、それを誇ってる人だった。
体力に自信のある彼は、なんでも素早くこなせるのがご自慢で、
夜の生活も、あっという間に終わらせることができる!!
っていうような話をしていた。

そこで、先輩にたしなめられていたのだ。
「お前な、もっとちゃんと時間かけて、ゆっくり、優しゅうに、愛情込めてせんとダメじゃないか。
そんなことじゃけぇ、結婚して〇年も経つのに子供ができんのんぞ。」と。

その先輩は、彼になかなか子供が授からないのを気にしていたのだろう。
数えるわけでもなく、「〇年も経つのに」と、即座に言い放った。

「優しく色んな気配りのできる、みんなのお兄さん的存在だったその先輩らしいなぁ。
この先輩の奥さんは、幸せ者だなぁ。」

と、感心したので覚えていたのか、・・・何年も前の事なのに、ふと思い出した。

女性の側から、なかなか授からないことを苦に相談を受けることはよくあるが、
今日はちょっと別の切り口から入ってみようかな?と、思ったわけです。(笑)

普通みんなが努力するのは、体温測って日にちを合わせるところから。
病院で治療を受けている、切実に願っているような人なら、なおさらのこと、身体の周期に合わせることばかりに意識が行ってることが多い。
でもね?
忘れちゃいけないのは、子供は天からの授かりものだってこと。
そして、子供の方もまた、「どのお父さん・お母さんの所がいいかな~?」って、お空の上から探してくれている。
仲良さそうで、シアワセそうな夫婦の所が選ばれる。
だから。

医学的な知識とか、そういったことを考えて一所懸命やって来たのにダメだった人は、
「妊娠するには、どうしたらいいか?」っていうことばかりに意識が行きすぎちゃっていることが多いのかも。
知識はいったんそばへ置いてといて、本当の意味で、心からの愛情込めた生活をめざしてみたら?

ダンナさまが帰ってきたら、笑顔で飛びつく。
包丁持ったまま、背中向けて「お帰り」って、言うんじゃなくて、
何もかも打ち捨てて飛びついて「お帰りーー!!待ってたーー!!」
と、ハートマーク体中にいっぱい貼りつけたような笑顔で!!

冒頭の先輩が言うみたいに、可愛がってもらえる奥さんになるには、
可愛がられる努力もしようヨ。
「今月は、今日か明日じゃないとダメなのに、今日も残業なのーーー?」
なんて、イライラしながら帰りを待ってたんじゃ、やっぱり心がかみ合ってない。
そもそも、タイミング合わせて今までやって来たのにダメだったのなら、
もしかしたら、自分は世間一般とは違う体質なのかも?
・・・なんていう可能性だって、無きにしも非ずなわけで。
何にも考えずに、ただお互いの心の調子があった時に喜びあって、愛し合う。

っていうのも、いいんじゃない?

お互いを尊重して、心からの真心を込めた生活をしてみよう。
相手の素晴らしいところを探し出して、お礼を言おう。
今与えられているありがたいことを、喜ぼう。

たったそれだけで、願いがかなえられた例は、数えきれないほど私の周りにはある。(笑)

ダイジョーブ。許されてるよ。

2016.11.22

人の心は奥が深くて、何層にもおり重なってる。
自分で気づいていないけれども、実は表面の意識とは全然別の願いを持ってることもある。

・・・それが曲者だったりするのよね~。
不妊で悩んでる人の中には、切実に子供を望んでいる一方で、
奥底の心では、実はそれを拒んでいることもある。・・・!!

それは個人の生い立ちに寄るものだったり、色んな要素があるんだけど・・・。
ご主人に対して不満を持ってる自分を激しく非難する心があったり、
こうしなきゃいけないっていう固定観念にやたら縛り付けられてたり。
・・・そう、真面目な人に多いのかも?

「そうなんだ。あなたそんなこと思ってたの?辛かったね~。
でももういいのよ、そんなこと。大丈夫!許されてるから。」
って言って、抱きしめてあげただけで、全てが解決しちゃった人もいる。

やっと何年も経って1人生まれたと思ったら、すぐに続けてもう1人。
・・・自分でブレーキかけちゃってたんだね?

女性の心って、なんて繊細なんだろう。

あなた、自縄自縛に陥ってない?
大丈夫よ。
人間なんて、このカラダもってるっていうだけで、すでにけっこういい加減なものなんだから!!

もうちょっと肩の力抜いて、自分のわがままな心も許してあげようよ。(笑)
ダイジョーブ。許されてるから。

頑張ってるあなたは、それだけでもう充分素晴らしい。(笑)