2016.06.24

今朝のこと。朝ごはんを食べながら娘が言う。

「昨日ね、3人兄弟の真ん中が集まっとってね、こんな話があったんよ。」

上の子が悪いことしてきた時には、「(相手は)お兄ちゃんなんじゃけぇ、(あんたが)我慢しんさい。」

なのに、下の子が何かした時は、「小さいんじゃけぇ、こらえちゃりぃ。」

と、どっちに向かっても、自分が我慢させられるばかりで、ちっともいいことない。

真ん中なんて、つまらない。

そうだ!そうだ!

と、みんなが盛り上がっていたらしい。

「それで、あんたはどうよ?」

「いや、それがね~。

私はそういうの、心当たりがないな~って、不思議じゃった。」

ちなみに、その娘は4人兄妹の3番目。

「そりゃ、そうじゃろう。母さん、そんなこと言ったことないもん。」

そこで娘2人(3番目、4番目)がのぞき込むように聞く体勢になる。

何でも、上の子が色々できてすごい。

小さい頃にはほんの1、2歳違っただけで、お姉ちゃんは大人みたいに何でもできるみたいに見える。

それを、「すごいね~」と言ってると、自然にお兄ちゃんお姉ちゃんを尊敬できるようになる。

そしたら、上の子は下をかわいがるようになるし、下の子は上がすごいと思えるようになる。

そこまで言ったところで末っ子が、

「今でもそうじゃん!お姉ちゃんって、すごいじゃん!私にはできんようなすごいこといっぱいやるじゃん!」

「ふぇ?あたし、すごい?・・・へ~、そうなの?」

とこれが実に嬉しそうに。

補足するなら、下が何かやらかした時には、

「小さい頃にはあなたもこんなこと、あんなこと、したことがある。でも今は大きくなってちゃんとわかるし、そんなことはしなくなったね。すごいよね。」と、ほめてやる。

すると、「自分が我慢させられた」と、不満に思うんじゃなくて、「お母さんがほめてくれた」と、思うらしい。

この違いは大きいかも!?

そしたら弟、妹に腹が立つんじゃなくて、優しくできるんじゃないかな。

「我慢させられた」感はないけど、自発的に我慢できる強い子になれた?

親が、その時その時でその場限りに治めようとして別の立ち位置でモノを言ってしまう。

それがきっと一番よくない。

「目上の者を立てる。」という方針をいつも貫いていたら、自然に仲の良い兄弟になっちゃったかな?

もちろん、ケンカもするけどね!(笑)

「でさ、母さんはそう習ったわけよ。生長の家で。」

と、ついでに付け加えておく。

「ほーーー。やるじゃん。良かったね?」