上手じゃなくても上手だと勘違いさせる方法

この”風”の字覚えてから、
嬉しくて嬉しくて、
もう3人に見せました!

と、この間の教室の時に言っておられる方がありました。(*^^)v

実用書の練習課題に出てくる漢字の中でも、
なぜかよく登場するのがこの字。(笑)

これが書けたら、
なんだか上手な人っぽく見えませんか?(笑)

この夏は、
書道誌で実用書を執筆しておられる先生が
行書の”風”を好んで書いておられたため、
頻繁に出くわしました。

「コレ、ちょっと練習して書けるようになったらカッコいいですよ。
これが書けたら、いかにも
私、できるのよ♪
みたいじゃないですか~?」

という私の言葉を受けて、
この風の字をスラスラッと書けるようになった方が多いです。

オンラインで学んでおられる方なんか、
嬉しげに
「見てください!!」
とばかり、
ハガキに書いて送ってくださいました。(#^^#)

実は簡単なくせに上手に見える、優等生な行書

書道を極めたい方ならいざ知らず、
「普通に日常で書く字をカッコよく書けるようになりたいな~。」

というお考えの方には、
きっちり、かっちりと書く楷書よりは、
テキトーに崩して書く行書の方が簡単なのですよ、
実は。(笑)

ただ、学校で行書はあまり習わないから
どうやればいいのか分からないだけで、

特長が分かれば、
絶対こっちのほうが簡単に書けるんです。

それに、
ちょっとくらい歪んだって、
わざとやってるように思ってもらえるし。

もうね、これに限ります。(笑)

そして、中にはこの風の字のように、
「この人、かなり習ってらっしゃる??」
というイメージを与える漢字があるんですよね。

これ、
結構いけます。(笑)

できるだけ労力をかけずに字をカッコよく見せるための教室

ウチの教室のコンセプトは、コレなんです。

別に、書道を極めたいわけじゃないけど、
ちょっとでも上手っぽく見える字を書けるようになりたい。

それを実現するための教室なので、
「まずは楷書から。」
なんていう、ナンセンスなことはしません。

まずは最短で、
ある程度上手っぽく見せられる字を書けるようにすること。
もう、これに限りますよね。

つまり、ハッタリかませられるんですよ、行書って。(笑)

多くの人が勘違いをしているのですが、
楷書がキチンと書けるようになってから行書の練習をするんじゃなくて、
最初っから行書でやった方が絶対いいのです。

なぜなら、
いきなり上手になれた気がして気持ちがいいから。

そして、実は楷書を書くより簡単な行書なのに、
人から見たら、上手っぽく見えるから。(笑)(笑)

楷書のようにきっちりかっちり書こうとすると、
字に苦手意識がある人にとっては、
難しいのです。

ですから、
行書の方が簡単だし、上手な人っぽく見えるから、
こんなのを何文字か覚えといたら
いかにも上手っぽい雰囲気出て、得ですよ~。

って、お伝えしています。

え~?
そんなんでいいの~?

はいっ!いいんですっ!

だって、芸術作品書きたいわけじゃなくて、
キレイに見せたいだけなんでしょ?

上手げに見えること。

これを目標にした教室なので、

最短で上手っぽく見える字を書けるようになることが
最大の目標な教室です。

こんなことばかり言ってるから

あああ~~~、
また敵を作ってしまいそう!

もちろん、芸術をめざしておられるなら、
話は全く別なんですよ?

ただ、ウチの教室に来られる方たちは、
芸術作品が目標じゃなくて、
ヘタクソな字に嫌気がさして、
何とかちょっとでも、
楽して上手っぽく見せられる方法ないかな~?

という方のための教室なので。

だからもはや、
書道教室だとは思わないでください。

実用書道教室って看板掲げてますけど、
普通の書道教室じゃありませんから!

素晴らしい作品を書きたい人のための一般的な書道教室じゃないんです。

楽して最短で、
ちょっとでもマシに見せたい人のための教室です。