一日の終わりは毎日の始まり

「毎日の就寝は、臨終の練習だ。」

と、教えてもらった。
どこで?

最近行くようになった、非常識に早い時間帯の、モーニングセミナーで。(笑)

忙しくて、なかなかどこにも参加できないことが多い私だが、このセミナーだけは参加できる。
なにしろ、たまたま私の生活時間帯の中で、不思議にぽっかり空いた穴場な時間帯だし、場所も近い。(^^♪

先日、その30分ほどのお話の中で、一番心に残ったのは、冒頭の言葉だった。

なんと、就寝は臨終の練習だなんて!!・・・縁起でもない!(笑)

でも、日々の生活の中で、どこに目を向けるか?
ということは大事だなと思った。

朝早く起きたいと思う。
そうしたら、一日がとても気持ちよく過ごせる。
早く起きられた日には、スムーズに物事が進む。
だから早く起きたいとは思うけれど、寒い時期には特に起きにくい。

ところが、朝起きようと思うのではなく、寝る前にきちんと心を整えることが大事なんだよっていうこと。
大事なのは朝じゃなくて、夜だった!!
と、分かった。

もうこれで人生が終わるのだと思ったら、醜い終わり方はしたくない。きちんと片付けて、美しくしなきゃ!!
というわけ。

だから、就寝の時には何もかも片づけてから寝よう。

翻って思い出すと、ウチの義父は片づけるのが実に上手だった。

逆に私はお片付けが苦手で、ふと気づくとメチャクチャ散らかってしまっている家の中。
特に子供が小さいころには、散らかり放題だったので、さぞかし義父はイヤだったろうな~と、申し訳ない気になる。m(__)m

そう、義父の部屋だけは、いつもきちんと片づけられていた。
昼間は、まだ幼かった子供たちが義父の部屋へおもちゃを持ち込んで遊ぶので、当然の如く散らかり放題だった。
でも、子供が寝静まり、義父が寝る時間帯になると、カランカランと、おもちゃをおもちゃ箱に放り込む音が聞こえてきたものだった。

「どうせ朝になったらまた子供が散らかすのにな~。」
と、片付け下手な私は感じていたが、寝る前に、一日の間に散らかったモノを片づける習慣こそ、大事だったのだ!
きちんと元のところへモノを片づけ、気持ちよく就寝する。
朝起きた時に散らかった部屋でドンヨリした気分になるのではなく、気持ちよく朝を迎えるためには、まず片づけてから寝ればよかったのだ!

・・・っていうことは、当たり前のことなんだけど、
講師の話を聞きながら、ウチの義父は正しかったな~。と、昔を思い出し、苦笑した。

まずはきちんとした終わりをし、その日を終える。
翌朝はまた、きちんとした気持ちで迎える。

その繰り返しをしながら、美しい生き方をしなくちゃならないな~。
と、思った次第です・・・。

朝から良いお話を聞かせていただきました。(笑)