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2016.09.11
「半襟は3分でつけなぁ。そんな、20分も30分もかけて縫いよったんじゃ、仕事にならんよ!」
以前いた出張着つけの会で、同僚が叱られた。
お客さんが持参される着物には不備なことも多い。それでも、きちんとお着せすることができなきゃダメなんだと教えられた。
「なるほど。半襟は3分で縫うのか。」
と学習したが、ん~、これはなかなか難しいぞ。
長襦袢には半襟という布きれが縫い付けてある。
そこに固い衿芯を入れるから、カチッとした襟元ができるわけで、半襟がついていなかったら困っちゃう。
だけど!!
よくあるのがご葬儀の喪服を着つけに行ったら、半襟がついてなかった!!
と言う場面。
正しく先日、出くわした。
葬儀場に行くようになってから私も学習したので、この頃は多少の小物はいつも持参する。
半襟ももちろん!
・・・で、昨日は縫い付けるのに、4分かかったな。
いやしかし、5分以内で出来たら上等じゃない?・・・と、ちょっと甘く採点。(笑)
器用な人間に育ててくれた母に、感謝だな~と、こういう場面でつくづく思う。
ありがとう。(笑)