2015.09.30
いつもの習字教室。
前から思っていたのだが、家に上がる時の靴の脱ぎ方が気になる。今日はたまたま、帰る時のタイミングが良く、声をかけてみた。
「みんな、正しい靴の脱ぎ方とはき方、知っとる?」
上がりかまちに近づいて、靴から出した足を、そのまま上にあげる。・・・という動作ができない。一回靴下のまま土間に立ち、それから上がって来るのだ。
―――家の中の方を向いて靴を脱いで上がりこみ、振り返って膝をついて、靴の向きを変える。―――
という動作を説明しながらやってみせると、びっくりした顔の子供たち。おばあちゃんに育てられている子が1人だけ、私の説明の前に、やってみせてくれた。うん、素晴らしい。
さて、この上がり方、私は、小学生の頃に母から指導された。友達も、よその家に上がる時にいったん土間に降り立ってから上がるのとかは、見た記憶がない。
時代の流れか、たまたまなのか、・・・。
「逆に、帰る時には、もし靴が遠くにあったら、こうやって膝をついて、手前に持ってきてから足を出したら、土間に降りなくても、そのまま靴の中に足が入るでしょ?この方がきれいと思うじゃろ?」
説明つきの実演に、「おお~!」と、感心したように声が上がる。いやこれ、当たり前の動作だけど・・・。
やかましいおばさんだな~と、思われるかもしれないけれど、こういう日常を教えることが教育だと、私は思う。だから、このかわいい子供たちに、自分の知っている良いことを、教えてやりたい。
これって、習字教室で教えることかな~?
うん。私に関わる子供たちは良い子になってほしいんだもの。たとえイヤがられても、教えちゃいます!!(笑)