とあるカウンセリング現場にて
それは、
別に直す必要ないんじゃないかな?
捨てるべきところじゃなくて
むしろあなたのいいところじゃないの?
そんな返答をしたのは、
カウンセリング中のこと。
ご本人は真剣に
自分の悪いところを直さなきゃ!
って、
思っておられたらしい。
でも、
私の感想は、冒頭の通り。(笑)(笑)
こんな抽象的な書き方では分からない?
ちょっとだけ詳しく書いてみましょうか。
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人生の色んなステージにおいて、
人との別れはつきものだ。
それは、
お引っ越しの時もあるし、
卒業の時もある。
そんな時その方は、
人と別れることが人並み以上に辛いらしい。
そんな自分の弱い心を直したい。
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ざっくり言えば、
そんな感じかな。
こう書いてしまえば
「なんでそんなことで悩む?」
って感じるけど、
実際には深く悩んでおられたようだ。
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そんな風に人に執着してしまう自分は
ダメなんじゃないか?
もっと、
さっぱり生きるほうがいいんじゃないか?
この弱っちい執着心を断ち切りたい。
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そのように思っておられたようだ。
でも…。
だって…ねえ??
そうやって人に思いを残すことのできるあなたは
優しいし、
思いやりがあるし、
愛情深い人なんじゃない?
自分で自分を分析したら
つい点数辛くつけちゃうから、
そんなご自分の普通のことも、
欠点に見えちゃう。
だけど客観的に見たら、
全然ダメなんかじゃなくて、
むしろ素敵な人じゃん。(^^♪
そんな風に言ってみると
びっくりしておられた。(笑)(笑)
否定するんじゃなくて
いいところを伸ばすことでよくなれるもの。(*^^)v
字の良しあしでも同じこと
さて、
それとは別の話だが、
私の美文字教室に来られる人たちは
同じように自分の欠点ばかり
見てしまう人が多い。
ご自分では自分の字が全然ダメで、
もっと美しい字になりたい。
そう思われる方が多いのだが、
私はそうは思わないことが多い。
あなたの字のいいところはココですよ。
ここは実に素晴らしい。
こんな風に書けるのがすごくイイ。
だから、
もっと良くしようと思うなら、
この部分をちょっとだけ
間違えて覚えておられるみたいだから
こういう風にしてみましょうか?
そんなアドバイスがほとんどだ。
みんな、
とても味わいのある良い点がある。
それはその方の個性であり、
全否定すべきところじゃない。
直さなきゃいけないのは
間違って覚えてるところだけ。
ほんのちょっとの間違えだけ、
少し変えてみたらいい。
あなたの字はこういうところがステキだよ。と。
自分では欠点だと思っていたところが
実はそうじゃなくて長所だ。
そう気づいたら
気持ちが軽くなって、
美しい字に変わる。
そんなことだらけの教室。(笑)(笑)
生徒のお二人が喜びを語っておられる動画を
お目にかけましょう。
4分半ほど。
コロナ禍真っただ中の時に撮ったものです。(#^^#)